2010年7月10日土曜日

Okutama 2009



一日目--鴨沢から奥多摩小屋まで

寝台特急「北陸」で東京に出掛けた。なんと、3月で廃止という。なかなか立派な個室だった。残念。北陸本線はガタガタで寝られず、夜中くらいから寝たが、5時にはもう高崎だった。6時20分上野。山手線に乗り換えた。乗り換え時間が短く、トイレに行けない。奥多摩駅を出てトイレに駆け込んだ。バスは9時40分、のんびり待つ。鴨沢10時25分出発。11時40分、人家の跡でベーグルとコロッケの昼食。11時50分出発。13時30分、堂所。睡眠不足のため、ペースが上がらない。14時45分、七ツ石小屋。誰もいない。16時20分、奥多摩小屋。だれもいないと思ったら、まっくらな部屋から管理人が出てきた。暗くてノートも書けない。テント料二人800円。テントを設営後、水を汲みに降りる。ほとんど氷の階段になっていた。 暗くなるので急いで5リッターを確保。テントに戻ってから直接飲む水のみを浄水器にかけた。ウインナと乾燥野菜のオイスターソース煮。割にうまかった。テント内0度、たいして寒くない。

二日目--奥多摩小屋から芋ノ木ドッケをへて水松(あららぎ)山まで

6時20分に起きる。テント内はマイナス4度。少し頭痛がする。雪道になり、アイゼンを装着。9時50分、雲取避難小屋。コーヒーを入れてクッキーを食べる。気温5度。雲取山荘への下りは氷結していて、アイゼンがないと危ない。雲取山荘前でコーヒーを入れ、パンを食べ、昼食とした。水は見あたらないので、雪を溶かして、浄水器で濾した。警視庁の山岳警備隊3名と会う。写真をとってもらった。10時26分出発、12時、大ダワ。雪だらけ。13時20分、芋ノ木ドッケ。少し道を外して急勾配を上る。巻き道らしいものもあった。超えると雪。アイゼンが外せない。長沢背稜に入る。やせ尾根もあり。15時半、長沢山。奥様が疲れてきた。水松山へはまき道を通る。ほとんど雪山。奥様の携帯が見つからない。最後にみたのは雲取山荘。16時半、暗くなるので水松山の山頂付近にテント設営。スタッフザックで雪を大量に集めてくる。ゴミだらけ。いったん溶かしてから浄水器を通す。ガスの消費が多い。17時20分、飯炊き開始。メニューはビーフジャーキーと乾燥野菜のオイスターソース煮、お豆さん、ホットミルク。オイスターソースよりもチキンスープの方が良いようだ。

三日目--水松山から酉谷避難小屋と一杯水避難小屋をへて東日原と奥多摩駅まで

5時半に起きる。夜中、砂防工事なのか、重機の音が続いた。7時10分出発、少し吹雪いていたが、しばらくすると晴れてきた。9時25分、酉谷避難小屋。2時間以上かかった。昨日、中止して正解。小休止して水を補給。水2リッター持つ。12時40分、ハナド岩。富士山が頭を出している。13時10分、一杯水避難小屋。若者が宴会中。水場を見に行くが、枯れている。谷を降りるとあるそうだが、危ないので止めた。三時間ほどで獅子が口の水場があるが、奥様は疲れて3時間保たないという。やむをえず、一杯水から降りることにした。最初は良い道だが、やせた狭い道があった。急傾斜を斜めに切った道が続く。最後は急な下りで、足が疲れた。16時10分、東日原。ゴミを捨ててパッキングすると、バスが来た。17時前には奥多摩に着いた。交番に携帯電話の紛失届けを出す。すると、山岳救助隊の人たちがいた。金(こん)さんは有名人で、「山岳救助隊日誌」を出版していた。観光センターで買って、サインをしてもらう。実に立派な書だった。金さん、気を利かせて雲取山荘に直接電話してくれた。すると、携帯電話の落とし物があったという。管理人は来年しか下山しない。そこで、金さんが下山する人に託すように言ってくれた。結局、次の日の昼頃までには、交番に届けてくれることになった。もえぎの湯は営業終了、ほかの旅館も火を消したと、風呂はギブアップ。駅前の飯屋で夕食をたっぷり食べて、いつもの場所でテント設営。ゆっくりと寝た。

四日目--多摩川リバーサイドホテルへ

のんびり7時過ぎまで寝た。8時過ぎにテントを片付け、ぶらぶらと多摩川の下流へと遊歩道を散歩。たいした景色ではない。白丸以降は工事のため通行止めになっていた。危ないと困るので中止して、白丸駅へ。何にもないので、ついでに鳩ノ巣駅へいった。目の前に斎場があり、国民宿舎も潰れているような印象。なんにもない場所だ。10時44分のJRで奥多摩に戻り。三河屋で風呂に入った。女風呂が清掃中で、男風呂に二人入れてくれた。12時携帯に留守電が入っていた。交番に携帯が届いたという。取りに行くと、まさしく奥様の携帯。昼食は餃子屋がやっていなかったので駅前食堂。それから立川に行き、野菜やハムの買い物をして、17時頃、多摩川河川敷にテント設営。ウルちゃんたちを寝て待つ。7時半頃に到着。ウルちゃんが豚汁を仕切る。なかなか上手になった。数名の参加者あり。みんな適当に食べ物を持ち寄り、料理を始める。炭火で焼く焼き鳥が圧巻。ししゃも、餃子も焼くし、スイーツもある。こちらも卵チャーハンを作る。宴は11時半過ぎまで続いた。たまには河原で宴会も良いな。