2010年7月10日土曜日

From Tsukui to Lake Okutama






プロローグ

オリジナルテントの打ち合わせを兼ねて東京に行く必要があった。ローカスギアの吉田さんによると、工房の裏山から奥多摩湖まで、よいトレールがあるという。尾根道だから、水場をネットで調べた。夕方、ウルちゃんが出現。酒盛りが始まる。寝るのが遅くなり、睡眠不足。まあ、餃子を持ってきたから許すか。

一日目

4時過ぎに目がさめた。二人はまだ寝ている。5時過ぎに朝食を済ませた。あまりに出発が遅くなると困るので二人を起こす。まったく、飲んだくれは困る。
6時50分出発。尾根に出ると、関東自然歩道。気持ちの良い道だが、非常に蒸し暑く、汗が噴き出す。ウルちゃんはしばらく同行。7時50分、大垂水峠。車道を渡り、山に入ると小川があり、小休止、水を1リッター満杯にする。シャツは汗でずぶ濡れ。
9時、城山着。店があり、ラムネを飲む。200円。しばらく休憩。9時15分出発、ウルちゃんはここから高尾山に向かった。ハイカーとトレランが多い。10時、景信山に到着、小休止。12時10分、陣馬山。安物の馬の彫刻がある。営業小屋がいくつもある。山菜うどんを食べる。550円。まずくて高い。トラクターのような車で物を運んでいるらしい。聞いても山の上に水はないという。疑う。
トラクターの道を少し降りると、水があったので、1リッター満タンにする。水場を教えるとジュースが売れないからだろう。感じはよくない。トレランやハイカーは姿を消す。別ルートで降りるようだ。13時10分、和田峠。
延々と林の中を歩き、16時、三国山着。防火用水をためたドラム缶があり。濾すと飲める。500メーター先に甘露水があると標識がある。水筒だけもってかなり下るが、見あたらない。軍刀利神社の方向に降りればあると思うが、標識は消失。止めにした。引き返して、三国山でテント泊に決定。水はあるし、見晴らしはよい。この先に水があるとは限らない。
水は5リッター作成。夕食は、飯を炊き、乾燥野菜とビーフジャーキーとホタテの缶詰で炒めた。オニオンスープとアップルパイもあり。Creek UL 1の前室は小さいので、バックパックにカバーをして外に置く。雨が本降りになったので、テントの中で調理。ぎりぎりのスペース。6時過ぎに寝る。

二日目

4時30分に起きる。10時間寝た。やっと睡眠不足を解消。パン、マンゴー、コーヒーの朝食。雨は上がった。6時出発。6時15分、軍刀利神社元社。6時半、熊倉山。7時40分、浅間峠。水はないが、ドラム缶の防火用水あり。テント泊は可能だが、三国山の方が見晴らしがよく気持ちがよい。三頭山まで12.6キロの標識あり。今日はちょっと長め。
8時半、日原峠、きれいなお地蔵さんがある。8時50分、土俵山、ドラム缶に防火用水あり、水を1リッター満タンにする。小休止。10時、丸山を巻く。10時13分、笛吹峠。11時40分、槇寄山に到着。電波状態良い。パンとココアで昼食。水は残り200ミリリッター程度。12時25分出発。13時40分大沢山、1482メーター。少し歩くと立派な避難小屋。裏に回るとドラム缶に水がたまっていた。水を1リッター満タンにする。
14時10分三頭山の南の頂上。のんびりする。14時25分出発。鶴峠への標識あり。10分ばかり歩くと、方角が違うことに気づく。GPSでログを取っていたので、間違いが明瞭。引き返して、道のない所を突っ切って正しい尾根に到達。きれいな道があった。
15時40分ヌカザス山。少し雨だが、暑くて雨具は着られない。道は時々、急角度で下る。三頭橋着は17時。少し歩いて深山橋のバス停。奥多摩駅行きのバスは17時50分。バス停のそばに座って待つ。アメリカなら、ヒッチハイクをするのだが、バスがないわけでもないし。すると、しばらくすると、車が止まる。乗せてくれるという。山登りの人。ありがたく、奥多摩駅まで乗せてもらった。
駅前食堂で、とんかつ定食+野菜炒め+餃子で満腹、幸せになれた。餃子はへたくそだから、今度来た時は、とんかつ定食+野菜炒め+レバニラ炒め、くらいにすべきと、深く考察する。長年の懸案だったもえぎの湯にも入れたので満足


  • JMT対応の足回りだが、少し足の裏が痛かった。SHOCK DOCTORは堅めなので、インソールはDSISソルボに変更、ソックスもキャラバンは分厚すぎた。薄手のスマートウールに決定。





  • このコース、冬向き。今時歩くと、普通の人は熱中症になってしまう。たまたま丈夫なので、平気だったが、景色は悪いし、お勧めしない。もちろん、熱中症対策トレーニングには最適。それと、浄水器は必須。ドラム缶の水は濁っていて、たまに油が浮いている。普通の神経の人は飲めないと思うよ。