2019年11月22日金曜日

John Muir Trail Guide ジョン・ミューア・トレイル・ガイド




ジョン・ミューア・トレイル(John Muir Trail: JMT)は、カリフォルニア州のシェラネバダ山脈にあり、ヨセミテ・ヴァレイからマウント・ウィットニーまで続くトレイルで、総延長は339km(211mile)である。アメリカのナンバー・ワン・トレイルであると評価され、世界中のハイカーの聖地といえる。

アメリカの国立公園をキャンプしながら歩くには、パーミットという許可証が不可欠である。ところが、ハイキングの方法やパーミットの取り方を詳しく紹介した書籍としては筆者の「米国ハイキング大全」(エイ出版、2018年)くらいしかない。

ただ、写真は小さく印刷され、ほとんどモノクロで、渡渉回避ルートやサイドトリップ・ルートのイラストは、十分詳しく表現できなかった。書籍の関係でその後の変化も反映されていない。ジョン・ミューア・トレイルのイメージを正しく把握するには不十分な結果であった。

本書は上記書籍のジョン・ミューア・トレイル部分を取り出し、多くのカラー写真と入れ替え、追加記述したものである。地名の由来も所々に挿入しておいた。アメリカの歴史が垣間見れるだろう。電子書籍という関係で、カラー写真の枚数、ページ数の制約がなくなった。ぜひ、タブレットで読んで欲しい。

また、ジョン・ミューア・トレイル全域を含む5万分の1地形図(CalTop)を収録した。さらに、渡渉回避ルートとサイドトリップ・ルートは1万2千分の1などの地形図(CalTop)として別枠で収録した。これは筆者がCalTopの制作者の許可を得て、ルートなどを書き加えたものである。

自己出版です。AmazonのKindle版のみです。11月23日(土曜日)から5日間だけ、無料で入手できます。スマホかタブレットにKindleアプリを入れれば読めます。A4プリントで200枚ほどの分量だよ。

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2019年11月7日木曜日

奥秩父から奥多摩縦走 2019.10.29-11.5

2015年に一度行ったが、天候悪化と転倒でトレッキングポールを折り、雲取山から鴨沢に下山して終了。今回は奥多摩駅まで行くつもりで、秋晴れが続く日を待った。また、距離を欲張らず、早めにテントを張ることにした。時間がないので、記録を簡単にまとめる。





写真はここ
https://photos.app.goo.gl/WBsQsDnEXVzpmo3bA

10/29 秋晴れが続く見込みで、小雨の中、信濃川上に向かう。ところが、列車のアナウンスで小梅から行かない、代行運転という。小梅で下りるが2時間待ち、タクシーに料金を聞くと、信濃川上まで8000円くらいという。お金に自信がないので、即、思いとどまった。その運ちゃん、代行運転の運転手でもあり、一時間すれば大型タクシーが来るから、乗ればよい、俺が運転手だよと教えてくれる。乗り込んだのは学生一人と自分一人のみ。川上駅に着くが、もちろん、バスを一時間待たないといけない。本当は駅で寝て、もう一泊増やすべきだった。川端下は17:30ヘッドランプをだし、しばらく歩くが、霧で先があまり見えない。キャンプ場まで歩く気になれず、水を見つけたので、道端の空き地にテント設営、まあビバーク泊。


10/30 非常によく寝て、5時起き、6時発。アプローチが長い。廻り目平キャンプ場、割によい雰囲気だった。林道はずっと奥まで続き、テント泊好適地が一杯、登山口に着いたのは9:40。登山道をGPSでチェックすると、尾根一つ分、道が西にずれている。この辺り、古い道が地図に掲載され、訂正されていないようだ。金峰山小屋近くから地図通りの道になる。金峰山13:50着。遅くなったしまった。14:10下山開始、14:50左脚痙攣、ちょっと休憩すると治まった。5時過ぎると林の中は暗い。ヘッドランプを出す。大弛峠、5:40分着。テントを張ってからお金を払いに行くと、小屋の主がやたら機嫌が悪い。登山届け出していないというと、やたら起こりだす。こちらはそれなりに連絡しながら登っているし、現在位置もinReachで通信しながら行動しているのに、頭ごなし。次回からは川の水を道端で寝ることにした。800円寄付したのにばかばかしい。なお、テント泊はもう一名のみ


10/31 甲武信ヶ岳までは長いし、倒木も多い。4時に起きて、6時発。前国師7時、国師ヶ岳で写真を撮して貰う。縦走路は以前より少し荒れて、倒木多め。10時2224mのピーク、甲武信ヶ岳のキャンプサイト16時着、代金1000円と水200円と、やたら値段が高い。


11/1 5時起き、6時半出発。リチウムイオン電池の出力端子が壊れたので、スマホの充電ができない。節約モードとする。ヘッドランプもリチウムなので、太陽電池パネルと直結、このヘッドランプ電源低下すると、突然、暗くなる。ライトの予備がないと非常に危険。破風山9:30、雁坂峠12:20ランチとしてのんびり。男女二人。写真を撮って貰う。水晶山13:50、雁峠(がんとうげ)16:00、水を6L汲んで、浄水用意。バックパックを担いで大汗をかいて通る人。大弛から来たという。すごい。トイレと水のない場所では寝たくないと、彼は先に行く。それでたった一人のテント泊となった。普通の人は水道とトイレが整備された場所でないとテントは張れないらしい。


11/2 5時起き、6:40出発、10時、唐松尾山。途中の岩場3箇所ほどが急勾配。山の神土でランチ、15:30、飛龍の水場に無理矢理テント設営。斜めでぼこぼこなので、下に食料などの袋を敷いてダウンマットで安眠。4時過ぎに一人通りかかる。ちょっとやばい時間帯。三条の湯までは2時間はかかるかなと教える。心細そうだった。


11/3 11時間は寝て、5時に起きて、7時出発、北天のタルを過ぎると、道が細くなり、熊笹で覆われている。だんだん道の状態が悪くなる。昔からの倒木があり、急傾斜面を回り込むのが大変。熊の踏み跡と消えかけのトレイルが何度も交差。ウンコも二つ見つけた。11時半、三条ダルミ。ゆっくりとランチ。雲取山荘キャンプ場、2時。続々とキャンパーが来て満員。後で聞くと、祭日だった。一番高い位置にテント。


11/4 5時半起き、7:30出発。夜に小雨、雲が多く、富士山は見えない。雲取山から少し下りた時に少しだけ見えた。つまらないので、7つ岩山を除き、すべて巻き道。12時半、鷹ノ巣山避難小屋。コーヒーを湧かし、エナジーバー一本でランチ。お腹減っていないので。誰もいないので14時テント設営。そのうちにテントは2名来た。誰一人、避難小屋では寝ない。


11/5 5時起きて、7時40分出発。天気は完全回復。鷹ノ巣山から何枚も写真を撮す。結構、満足した。そのまま、わりとすんなりと下山。奥多摩は12時半。コンビニでラーメンとお菓子を買って、自分で温めてラーメン作成、のんびりしていたが、立川までの列車が13時57分に気づいて、慌てて整理して駆けつける。立川駅15時、立川アーバンアネックスホテル別館にチェックイン。ミニキッチンがあって、なかなか面白い宿。次回からここを定宿に決定。

1.リチウムイオンバッテリの出力端子破損で、携帯電話の充電ができなかった。対策を練る必要がある。--->ケーブルの抜き差しは原則として行わないようにする。

2.リチウムイオンバッテリのヘッドランプを持っていったが、電池容量がなくなると、途端に真っ暗になる。非常にやばい。常に満充電にするか、乾電池式に戻すか、しばらく使ってから考える。

3.急傾斜面を無理に脚を踏ん張って右脚の膝周りの炎症が酷くなった。しばらくランニングできない。一応、安全第一で歩いたけど。