2025年1月8日水曜日

アメリカ・ハイキング入門 ---グレイシャー、ジョン・ミューア・トレイル、ウィンズ---  第4版

 

Introduction of hiking in America --- Glacier, John Muir Trail, and Winds (in Japanese only )



第4版について 4th edition

水の必要量の推定式と高山病の記述をアップデイト、したほか、ガーミンinReach関係の記述を一新、ジョン・ミューア・トレイルの旅程表の追加、パーミット関係を手直しし、筆者の装備品の記述を簡素化した。

Updated the formula for estimating water requirements and the description of altitude sickness, updated the Garmin inReach-related description, added an itinerary for the John Muir Trail, reworked permit-related information, and simplified the author's equipment description.


無料ダウンロード

free download

1月 9日(木), 12:00 午前 PST(太平洋時間)-->月曜日, 1月 13日(月)11:59 pm

from 1/9 12:00am(PST) --1/13 11:59 pm

日本時間では1/8 5:00 pm より5日間



https://www.amazon.co.jp/dp/B0DSGY2CH3

Paperbackもupload 済み




2024年12月1日日曜日

「ハイキングの科学 第4版」


「ハイキングの科学 第4版」


今回はGPS関連の記述を大幅修正
無料キャンペーン
日本では12月2日 (月曜日) 午後5時から。
月曜日, 12月 2, 2024, 12:00 午前 PST(アメリカ太平洋時間、17時間差) 金曜日, 12月 6, 2024, 11:59


Kindle : https://www.amazon.co.jp/dp/B0DP879JHW
Paperback : https://www.amazon.co.jp/dp/B0DP8CRBF6






2024年11月4日月曜日

Garmin Messenger Plus

アップルはグローバル・スター衛星網と直接接続して、メッセージの送受信が可能になった。auもスマホをスターリンクに直接つなぐ実験に成功した。ガーミンという巨大企業が何もせずにいるはずがないと筆者は考えていた。遅ればせながらやっと気づいた。

[革新的部分]

 ガーミンは、新しいデータ圧縮のアルゴリズム Iridium Messaging Transport(IMT)と専用チップを開発していた。これは従来の300倍のデータ量を送受信でき、英文で1600文字(日本語だと533文字)になる。音声なら30秒間、画像なら一つ送れる。送受信のデータ量が増えて性能も著しく向上した。どんな悪条件でも通信に成功するだろう。単に人目をひくために画像と音声の送受信をサポートしたのではない。アップルなどの追い落とし戦略だろう。Messenger PlusにはIMT専用のチップが実装されているはずである。それで、旧Messengerとは器が同じだげで、中身はまったくの別物である。現在のガーミンのinReachモデルは、チップを入れ替えた新しいモデルに移行する。そして旧Messengerは姿を消す。

[送受信能力]

 アンテナ出力は旧Messengerで3.6 watts、Messenger Plusで9.3 watts。送受信能力は、従来製品の2~3倍と推定される。筆者はGPSMAP 66iを長年使ってきたので、送受信能力は4~5倍に感じる。66iは自宅内ではGPSが受信できないが、このMessenger Plusは屋内でもGPSの電波を拾うので、WiFi利用で発信可能である。GPS受信能力も数倍に上がっている印象である。

[基本アプリ] 

スマホのGarmin Messengerアプリを使えば、位置情報付き(GPS受信が条件)で、文字、画像、音声ファイルのやり取りが可能である。Messenger Plusは携帯圏内やWiFiがあれば、それを使い、無ければイリジウム衛星網を使う。Messenger Plusを使う場合、Garmin Exploreは不要だが、インストールしておくと、地図に軌跡や現在位置が表示されるので、ナビゲーションに便利である。地図も年々改良され、国土地理院の地図なみになってきた。


世界中の地図が無料で入手できる。



富士山火口の地形図。GPSアプリとして十分に使用できる。



[プリセット・メッセージ]


 プリセット・メッセージの例を示しておく。筆者は2012年からのユーザーなので、プリセット・メッセージは三種類送れる。新しい契約者はチェックイン・メッセージが一つだけである。この送り先は、e-mailやGarmin MessengerのSMS付き電話番号にもセットできるし、同時に複数の相手に送れる。Garmin Messengerのアドレスにしておくと、500文字以上で返信が可能になる。



[操作法]


 Garmin Messengerで、メッセージ、画像、音声ファイルを作成し、送受信することが基本だが、本体でも、クイックメッセージ、トラッキング、チェックイン、天気、トラックバックなどの操作ができる。Messenger Plusの本体でinReach リモートをOnにしておくと、ガーミンの腕時計(Fenix 7など)と接続して、メッセージの送受信ができる。チェックイン・メッセージを発信する時は便利である。Messenger Plusには小さな表示窓しかないので、地図はスマホのGarmin Explorewで見るが、ガーミンの腕時計の地形図を見た方が簡単で、トラックパックもしやすいし、バッテリー消費もわずかである。



Nothing 2aで写真を送信、Phenix 7ではプリセット・メッセージを発信。



受信者のスマホ。送信者とまったく同じ内容になる。


[送受信]


 ベランダで送受信を行った。空が半分隠れるので、GPSMAP 66iでは送信が難しい場所だが、Messenger Plusはらくらくと送信する。テキストは数秒、画像は少し時間がかかり、5~10秒で行われる。晴天であったが、雨天でも少し時間がかかる程度であろう。GPSMAP 66iでは森の中で雨が降っていると送信不能になることがあったが、Messenger Plus なら、何の問題もないだろう。なお、天気予報の取得は簡単で、一週間の天気予報が数秒でダウンロードされる。初日のみは一時間おきの天気予報となっている。以前は三日分の予報しか無かったが、内容は改善された。




自宅での送信実験、空は半分ほどしか見えない。



天気予報は一週間分で、初日は一時間間隔。



ロードレーサーの場合は、フロント・バッグの上部に収納。発信には何の問題もなかった。

[バッテリー]



 公式には低電力モードで10分ごとにテキストメッセージまたは位置情報の更新を送信した場合、最大600時間。低電力モードで液晶のバックライトをゼロにして、実際にロード・ツーリングで行ってみた。位置情報は数十発信した。二日、行動中、電源オンのまま、二日間で20%くらいの減少した。使い方によるが、単純計算では10日程度は問題ない。つまり、予備バッテリーは必要だが、電源ONのまま持ち歩いて使えるだろう。

[料金]


 エッセンシャル・プランでは$17.99/月とやや高額になった。SOSメッセージ、チェックインメッセージは無限回可能。トラックポイントは$0.15/回。テキスト・メッセージと天気予報は50回/月まで無料で、超過すると$0.60/回となる。料金は上がったが、メッセージと天気予報が込みで50回まで無料だと便利である。しかも、いくら使ったか、圏内なら毎回確認できる。





[SOS] 緊急時には、インタラクティブなSOSメッセージが発信できる。SOS信号は国際救助対応センターInternational Emergency Response Coordination Center (IERCC)が24時間モニターしていて、救助信号の国籍を判断し、対応コーディネータが母国語で対応する。従来はテキストのみでのやり取りであったが、Messenger Plusでは、テキスト、写真、音声メッセージで状況が説明できる。タイピング、あるいは、説明困難な状況では、写真や音声ファイルが大きな助けになる。この利点は非常に大きい。






2024年9月17日火曜日

栂池--白馬--栂海新道 2024

栂海新道は三回も歩いたので、これで終了。夏は白馬方面から下れるが、灼熱地獄となる。秋は親不知から入っても積雪があり、白馬方面に抜けられない。往復するほかない。春も積雪があるので、下駒岳周辺は危険で、歩けないだろう。昔、エスケープルートとされた小岩までの道はほとんど消えている。栂海新道も毎年のように荒廃してきた。上級者向きと考えた方がよい。その内に死人がでるだろう。


記録


9/9 月 抜歯と骨封入の後、やっと体のむくみが減ったので、出かけた。糸魚川乗り換えで、南小谷昼前、バスは12:07分。乗客はたったの3人。栂池で下りたのは自分だけ。切符売り場はひどく遅い。ゴンドラの乗客は自分だけ。重いから傾く。動くとグラグラ揺れる。一番怖かった。続く、ケーブルカーは普通に乗り物という印象。1時半から歩きはじめ、3時過ぎに天狗原。ビバーク地は3時40分。水は傍の水たまりを利用した。 

ビバーク地


早朝の天狗原

9/10 (火) 4時過ぎに起きる。乗鞍への岩ごろごろの登りが疲れた。なかなか進まない。白馬大池を越えたのが8時40分ほど。船越の頭10時、小蓮華岳11:30。ランチとする。ガスが出てきた。12時出発、三国境1時。鉱山道分岐1時50分。雪倉避難小屋3時。水はもってこなかったが、小屋に5Lあったのでセーフ。近くの谷にも水が見当たらなかった。かなり下りればあるかもしれないが。この避難小屋はだんだん人が泊まれなくなっている。


小蓮華山への稜線

鉢が岳手前の鉱山道分岐。鉢が岳の右手に降りていくと、川の始まりがあり、水がある。

雪倉避難小屋。朝日小屋のキャンペーンか、非常時しか泊まるなとあるが、水がないので非常時でも宿泊困難。左の谷に水はなかった。水は鉢が岳から担いでいく必要がある。


 9/11(水) 夜は強風。4時起き、5時半出発。ガスが酷い。雪倉岳6時。千恵子に電話。下っていくとガスが晴れてきた。外国人13名、日本人リーダー1名と他数名とすれ違う。ガレが終わる場所。今回は疲れ切っていないので、ガレは怖くなかった。比較的落ち着いて高度を下げ、花などを撮影した。朝日岳への登りは2時間以上かかり、11時50分山頂。パンとコーヒー。通信状態はギリギリ。山頂碑の場所がよかった。下っていくが、汚い水たまりがあっただけで、水がない。吹上のコル1時、長栂山まで行くと、水がない。仕方ないのでバックパックを置いて池まで水を6L取りに行く。長栂山、テントを張ろうと思った場所に木道。仕方ないので、頂上近くの裸地にテント設営。3時。夕食の高級鯖缶がなかなか美味しかった。4時過ぎ、一人だけ若い人が上がってきて驚いていた。朝日小屋までは遠いから吹上のコルあたりで寝た方が安全なんだが、そんなことはできないのだろう。意外に湿度が高く、テント内部に結露が多かった。南の方に雨雲が多かった。後に知ったが、高山線が不通になった。 


ライチョウはそこら中にいる。望遠レンズを持って行かなかったので、大きく写せなかった。


山頂の真ん中のみ電波受信良好

長栂山

長栂山の夕暮れ

9/12(木) 4時過ぎに起き、6時前に出発。テントはぐっしょり。アヤメ平から黒岩平、特に花なし。黒岩平でprobarを食べて休憩。8時過ぎ。9時半、黒岩山から下山するが、入り口は草で覆われ、下ると、木の枝で覆われ始めた。標高が低いともっとひどい。考え直して引き返した。黒岩山10時10分。さわがに山10時46分。記念撮影。サワガ二山から水場までは昨年通り。危ない場所は普通にクリア。水は汲まず、犬が岳へ。尾根道が去年より崩れている印象。危ない箇所は数か所あった。山頂からは危ない場所はない。3時50分、山荘着。無理せずに中で寝ることにした。誰もいない。水は雨水のストックを利用。




アヤメ平などを見下ろす。

サワガ二山。この先で痩せ尾根が崩壊。面倒な場所がある。

犬が岳の登り。4~5か所。危険な場所がある。

犬が岳山頂。

栂海山荘。無理はせず、泊めてもらった。栂海新道開祖者(朝日小屋の前主人)のカラー写真付きの碑が手前にある。偉人に祭り上げてあるようで、あまり良い印象は受けない。

9/13(金) 4時過ぎに起きて、5時20分出発。焦った訳ではないが、鞍部で道が分からなくなり、少し探っている時に足元が崩れて、崖から少し落ちた。蟻地獄のようで、上がろうとしてもすぐに崩れる。4-5回試みるが失敗。横に移動して木の根を掴みながら這い上がった。登山道は枯れ川のように見えた。バックパックを投げ下ろしてから下る。左のトレッキングポールの下2段が無くなっていた。取りにはいけないのでそのまま。しかし、左右のバランスが悪く、危険なので、生木を折って先に差し込む。また、休憩した時に傷を洗ってパッチを貼った。黄蓮の水場通過、しばらくは穏やかな道。下駒岳南から嫌な道。登りは垂直に近く、ロープが5-6本ある。ここは良いが、北斜面が怖い。左側がすっぽりと切れ落ちた急こう配の端を通る。後ろ向きに少しずつ下った。白鳥山は12時少し過ぎ。若い登山者が二人。写真を撮ってもらった。パンとコーヒーで昼食。12時40分出発。千恵子に連絡してタクシーの手配を頼む。トレッキングポールの左がダメになり、さらにペースが落ちて、坂田峠4時着。駐車場にタクシーが待っていて、泊まで行ってもらった。9千円以上の損失。仕方ない。 自宅は6時過ぎ。体を洗ってからパッチの張り直し。負傷箇所は右腕の内側、左右のお尻、右ひざと脛。また、左腕が上げられない。筋損傷か。関節とか骨は問題なし。右ひざの関節を少し傷めたが、リハビリで治せる範囲。



写真では分かりにくいが垂直に近い登り、ロープが5~6本ある。



北駒岳からの下り。下ってから撮影。この急こう配の下りが二つある。100mほど切れ落ちている。



白鳥山、登山者に写してもらった。

すべての写真
https://www.facebook.com/media/set?set=a.9118575848158664&type=3

 

2024年9月15日日曜日

Vango F10 Heliun UL 2 2024年版

Vango F10 Heliun UL 2 2024年版 を購入。一人の時、EnanかAktoを使っていたが、Enanは狭く、強風の時にテントの布にパタパタと顔を殴られ、眠れなかった。それで広いテントが欲しくなった。Helium UL 2 は1.1kgとEnanなみの重さ、価格はUltralightOutdoorGearで4万円。かなり割安。



設置用guylineをすべて交換。二倍ほどの長さにして、ペグ位置に柔軟性を持たせた。インナーガイラインが効いて、ポールが細いのに揺れない。





Vangoのinner guylineの変更。ポールに沿って張れば、少し強度は落ちるが、出入りに邪魔にならない。手元で、張力の調整ができるようにした。テントを内側から補強する方法として、昔、Sierra Designsのテントに採用されていた。強風でもポールの揺れが減る。







メインの入り口、反対側にも入り口がある。





ポールを短く折りたたむ利点が理解できないので、2段ずつ接着した。こうすれば折りたたんだ時にショックコードにかかる負担が均等になりやすいし、組み立て・折り畳みも素早い。






薄暗い時でもポールの差し込み位置が分かるように、オレンジの布をマーカーとして張り付けた。






両端のポールをセットしたまま、ぐるぐると巻き、昔のHerosの袋に入れてみた。もちろん、バックパックに入る長さである。実測1150g


修正点は
1. 補強のインナーガイラインの通し方を変更。インナーテントに干渉しないようにした。これでも十分機能する。
2. 設置用のガイラインをすべて変更。長さを二倍以上にして、ペグ位置に岩があっても避けられるようにした。両端のガイラインでは長さ調整のプラスチックの自在を二つ入れて、調整幅を大きくできるようにした。
3. 両端のポールはセットしたまま、インナーとアウターは接続したまま使う。それで設置の時はメインのポールを差し込んで、ペグダウンでお仕舞。数分で設置できるし、雨の時でもインナーは濡れない。
4. メインのポールを二本ずつ接着した。細かく折りたたむとショックコードに不均等に力がかかり、時間も取られる。
5. 薄暗い時でもポールの差し込み位置が分かるように、オレンジの布をマーカーとして張り付けた。
6. 収納の時はメインのポールを抜いてたたみ、両端のポールを軸にぐるぐると巻いて袋に入れてお仕舞。古いHerosの袋に入れて1150g
7. テントは二人用だが、もちろん一人で使うため。入り口が二つあるので、風通しが良い。インナーガイラインも効いて、テントをゆすぶってもあまり揺れない。

メーカーのページ:  https://www.vango.co.uk/f10-helium-ul-2...

2024年9月7日土曜日

ハイキングの安全学 第6版


「ハイキングの安全学 第6版」

この本は「ハイキング・ハンドブック」新曜社(2013年)の改訂版へのつなぎとして書いたが、「ハイキングの科学」(第3版、2024年、アマゾン自己出版)で、その役割を終えた。ただ、何故か、この本の需要は多いので、「ハイキングの科学」の簡易版として、しばらく維持することにした。

内容に、日本人の基礎代謝の推定を挿入、水分摂取量の推定式などを追加。独立型GPSとしてはトレッキング用時計でよいと記述を修正。ソーラー・パネルは成功した物に記述を差し替え。JMTパンのレシピは新しい物にした。高山病はWilderness Medical Society 2024年に準拠して記述を入れ替えた。

Kindleの無料キャンペーンは、

金曜日, 9月 6日, 2024, 12:00 午前 PDT(太平洋時間なので午後5時ごろから) 火曜日, 9月 10, 2024, 11:59 午後 PDT




Paperbackは税込みで1250円。少しページを削ったので、価格を安くできた。


2024年8月8日木曜日

JMT 2024, Yosemite ---> Agnew Meadows



JMT2024 今回のJMTはせっかくHappy IsleからのPermitを取ったのに、コロナ感染したらしく、喉の痛みで声が出なくなり、1/3で中断。Agnew MeadowsからMammoth Lakesに脱出して終了。 

高所順応と時差順応 

アメリカに渡り、一日目ははUnionステーション近くの都ホテルで一泊、次の日にMammoth Lakes まで移動した。

St. Moritz 75というコンドミニアムを4日借りた。初日あまり眠れず、次の日に買い物、おやつのエナジーバーとかビーフジャーキーを買う。VONSが傍でよかった。部屋は古びていて、電磁調理器と思ったら古い電熱ヒーター。パンケーキの粉があったので焼くとなかなか美味しかった。ステーキは控えめに。二泊してようやく夜に眠れるようになった。それでLake Mary方面へ散歩。Villageに行くと9時までバスがないという。それで歩道を歩いてTwin Lakeまで行った。Upper Twin Lakeを見学した後、バスが来たので乗って、 Lake Georgeの傍まで。湖岸はすべてキャンプ場で車だらけ。写真とは雰囲気が違う。人が写らないように写真撮影。背後はごった返したキャンプ場。これは写真に写らない。トレイルを適当にHorseshoe Lakeまで、ここは比較的静か、バスでVillageまで帰った。帰りにSchat's bakeryでサンドイッチとスープ。サンドイッチはまずまずだが、スープは塩辛くて飲めない。水で薄めて飲んだが、良くなかった。その後一日喉が渇いた。

7/22 珍しく夜9時過ぎから朝4時まで寝た。30分前にパス停行くと、夜を過ごしていた人が片付け中、浮浪者のようだ。バスは遅れて来て、ハイカーがたくさん。リーバイニングは小さい町。バスは快適だったが、少しずつ遅れ、ヨセミテには30分近い遅れ。最終バス停は何とキャンプ4の辺り、かなり歩いて戻り、パーミットは確保。継いで郵便局で荷物の問い合わせ。番号を検索してから調べてもらうと、サクラメント。明日、着くので、注意しておくと。そばの店でサンドイッチとコーヒー。マンモスより安い。バスに乗り遅れ、歩くと、ワーワーニホテル、道を間違えたが道路は封鎖で川の方へ。人に効きながらHappy Isleは2時半、Mist Trailは3時まで通行止め。ちょうど入れた。急な登りはフラフラで時間がかかった。LTVは7時、テントは8時過ぎ。夕食は鮭がちょつと心配だったが、大丈夫。寝る時、脚が痙攣して、タイツがはけない。今日は無理しないように。どうもYARTSバスの中でコロナに感染したらしく、体調が思わしくない。数日後に喉が痛くて、声も出なくなった。
 
7/23 7時過ぎスタート。睡眠が足りない。やはり脚に元気なく、クラウドレストは止めて正解。分岐からサンライズ・クリークに沿っていく。記憶があり懐かしい。ランチを11時頃。JMTハイカーが一人。話をするオレゴンで何かマネージャーやっている。一時間ほど歩くと川を横切る。広いサイトがあるので1時過ぎテント設営。木陰でコーヒーを入れる。スリーピングバッグをテントに被せると影になり、30分以上ぐっすりと寝た。今、4時、スコットというおじさん、気さくな人、二人用テント。昨日、LTVで酷かったのでという。夜遅く人が一杯来てうるさくてたまらなかったという。遠くで雷、カセードラルピーク辺り。5:30雨。雨は少しだが、長く続いた。6時過ぎ食事で、7頃からぐっすり。

7/24 4時過ぎに起きる。よく寝たから大丈夫。右脚太ももうしろ痙攣しやすい。食事終了、ガスはは Reds まで持ちそうだった。5時、まだ暗い。6時少し前出発、明るくなる時間。登りはなかなかきつい。きつい場所を越えたところでスコットさんに追いつかれる。峠を越えると千恵子を撮した場所。3ヶ所。似た場所。Echo PeakとCathdral Peakがよくみえる。テントは1時。しばらく暑くて木陰。雷雲が増えてきて2時頃、テント。雷がうるさいが、逃げる場所なし。雲と雷だけ。来ない。テントで英語の語源大全を読む。わりに難しい。ちょっとううとうと。4時半、雨。しばらくは涼しかったが、日が照り、暑い。木陰で食事。水に浸かっているアメリカ人二人。写真はいなくなってから。一眠りしてから。きれいな夕焼けにはならなかった。左下の奥歯がうずくので鎮痛剤一錠。
 
7/25 4時過ぎに起きる。テントはビショビショ。下りも長く、やっとビジターセンターでゴミをすてる。レンジャーに大丈夫かと聞かれる。顔いろが悪かったようだ。この時、喉の痛みで声が出なかった。ポストオフィス10時半頃、受け取ってWiFiを使わせてもらう。キャンプ場周辺は立ち入り禁止でJMTには入れず、PCTルートから4時過ぎにJMTルートに入る。へとへとになり、川を渡る前でテントと思ったが、渡ってしまう。しばらくして良いサイトあり。4時過ぎテント設営。 ひどい喉の痛み、痰を二回、YARTS バスでコロナに感染した模様。 鮭のムニエル傷んでいて処分。夕食はみりん干し。
 
7/26 よく眠れなかったが、体は大丈夫のようだ。4時半過ぎ起きて朝食、今5:45。6時半には出発の見込み。登りが遅く、下りも元気なく、喉がひどく痛い。Rush creek沿いに良いサイト発見、午後5時。ビーフジャキーを初めて使う。味を出してしまうと、そこそこ美味しい。喉の痛みがひどいので、ロキソニンを一錠。ダウンを着て暖か目でねる。水は近いし、広く、誰も気づかない良いサイトだった。

 7/27 よく寝た。4:30頃起きた。食欲はないが、一通り食べた。喉は少しマシ、痰は出たがすくない。ソーラーパネルは1日で満充電。助かる。6:30頃出発かな。ガーネット・レイクまで来るが、坂を登れず、湖畔高台にテント。水は溜水があった。ヘトヘトすぎるので明日、行先を考えることにした。少し寒気もしたので、コロナで熱が出たのかもしれない。
7/28 4:30頃起きる。疲れた感じ、痰は少し、鼻水たくさん、心臓が少ししんどい。5:30、これからゆっくりスタート。Mammoth Lakesで終わりにするか。Ediza Lakeに行こうかと思ったが、深追いは良くないので止めた。リバートレイルにエスケープすれば緩い下りなので楽と思った。しかし、リバートレイルに行くトレイルはノーメインテナンスで危険を感じたので、JMTに戻った。Ediza Lakeに行くとバスの関係でマンモスに行くのが3日ほど遅れるので、止めにして、Shadow Lakeからリバートレイルに向かった。マンモスの山が見えると携帯圏内になった。意外に快調に歩き、Agnew Meadow trailhead 3時頃、車は数台止まっているだけ。とてもヒッチハイクはできない。ミナレット道路との交差点までいくとすぐにバスが来た。喉が痛く、「マンモス」となんとか聞くと、もうすぐ別のバスが来るという。ほぽオットセイ以下の声。本当にすぐにきた。大入り満員で運転手の隣で立つ。工事は所々。バスはたくさん走っていた。Mommoth Mountain Innで降ろされる。聞くと、Bishopには行けないという。千恵子にMammoth Creek Innを とってもらった。意外にきちんとした宿だった。ステーキと山盛りフルーツを食べてぐっすりと寝た。喉はかなり回復、まだ低音よりで声変わりした印象。

7/29 4時過ぎに起きてシンガポール航空の日程変更。Webの意味が分からず、分かってからはクレジットカードが通らず、やっとこさAmazon Cardで決済。メールも同時に見ないとできない。これで、一時間はかかった。千恵子と電話連絡。Motel 6を取り、一応、予定を作り替えた。11時近くまで粘る。フロントの女性はハワイ出身、片言の日本語を話す。声も出たので久しぶりに会話。Stoveに入る。すでに9割りほどの入り。メニューに大きく書いてあるバーガーとコーヒーを注文。期待通り美味しかった。

7/29-31 Bishopに移動してMotel 6に滞在、コロナ関係をWebで調べると、日本語サイトからPubMedにリンク。なんとはちみつが効くらしい。論文多数、メタ分析のabstractを読んではちみつ購入。頻繁に食べると、すぐに喉の痛みが軽減した。一日で200gはなめてしまった。Bishopでは相変わらず、Great Basin Bakeryのサンドイッチ。EastSideSportsでSawyer、手袋、帽子の更新。残念ながらSchatsの店は休みでハンバーガー食べられず。

 8/1 Bishop からUnion Stationへ移動。Metrolinkの切符を買うのになんども失敗、若者に助けてもらう。表示が見えなくて。夕方、都ホテルにチェックイン。夕食はNinja Marketでトンカツとアジフライのオカズとした。今度の部屋はいろいろ揃ってよかった。前回の部屋は広かっただけ。

8/2 都ホテルで朝食ビュフェ、残念ながらすき焼き風の牛肉なし、サケとか卵を食べる。ついでだからカレーライスも。なかなか美味しい。ぶらぶら歩いて、FlyAway。切符は窓口ではなく、バスで買えと言われる。9:30、バスで買おうとするが、非接触読み取り型カード以外は不可。JRカード不可、Amazon カードは止められていて不可。最後の手段でデビッドカード、一発でOK。ほんと困る。LAXは早かったけど、チェックイン。お昼はコーヒーのみ。シンガポール航空は40分遅れ、食事は美味しいとはいえず、なんとか食べられるが、塩辛い。

8/3 帰国。東京駅からすぐの京王プレッソインに宿泊、 8/4 朝食ビュフェがめちゃくちゃ美味しい。やはり日本に限る。疲れたので、久しぶりに「かがやき」で富山に戻った。