2019年12月28日土曜日

伊豆縦走 Izu hiking 2019.12.22-27、寝場所と水場情報, revised 2024.3.20.

伊豆縦走路に、きちんとしたキャンプ場はないので、LNT(証拠隠滅型)キャンプを行うこと。トイレは猫式トイレとし、携帯お尻洗浄器を用いて、なるべくトイレットペーパーを使わないこと。水は動物の糞便やゴミが混じっているので必ず浄水器を使用のこと。なお、箒山から万二郎岳へはトレイルではなく、残置テープしかないし、急勾配なので、山の初心者は歩いてはいけない。


12/22 (日)
新幹線で伊豆に向かう。午後に雨の予報なので、一本早めに出かけた。伊豆大川着 12:13. 12:30出発、曇り。展望台13:10、700m付近の道端、テント設営、15:30。雨が降り、風が出てきた。見晴らしの良い場所は諦めた。そのうち、烈風になった。地面には砂利が多く、ステイクが十分効かず、二本打ち直し、二本は寝ている間に緩んだ。気温が相当に下がり、テント内4度。

寝場所と水場 








寝場所は赤三角形。ここは標高700mほど。道端だが、死後1~2ヵ月の鹿が道の真ん中に転がっていた。交通量ゼロの林道。小川が北100mほどの場所にある。

12/23(月)
雨は6時頃止む。猛烈な風雨でテントがぐしょ濡れになった。重い。8:10出発、箒山林道が整備され、きれいになっていた。頂上近くは雪。

箒山山頂からの万二郎岳


万二郎岳へはトレイルがなく、テープのみ。したがって、ここを初めて歩く人はGPS持参が望ましい。湿った新雪で急勾配で時間を取られる。万二郎岳13:30。10cmばかりの積雪。マップケースが千切れて無くなったのに気づいた。とても引き返せないし、地図は頭に入っているし、GPSもあるし、で先に進む。

                                            万三郎岳、気温は0度

万三郎岳への途中で高齢者夫婦に会い、写真を撮って貰う。奧さんに「日本の方でないでしょう。...だって生足だし」と言われた。ゴルフ場の4時のバスに乗るという。たぶん、無理だったと思う。ぐずぐずの雪で歩きにくい。

小岳まで雪が深くなったが、コースタイム程度。それで、戸塚峠まで行くことにした。雪があるので、どこでもテント泊可能。17時、戸塚峠、テントを張り、雪を集めて水を作る。Primetechの高能率ストーブなので、非常に早くできた。



戸塚峠、水がないので、通常はここではキャンプできない。


12/24

風がコンスタントに吹いていたが、強くなく、お陰でテントが乾いた。テント内1.5度。身体が慣れたのか、あまり寒く感じなかった。

寝場所と水場


白田峠にテントを張り、水を汲みに行くのがよい。水は水色のサークルの場所にある。割に枯れない。運が良ければ白田峠から少し下るとわき水がある(枯れやすい)。



白田峠手前300mほどの水場、割に枯れない。


8時過ぎに出発、白田峠9時、八丁池、10時半、ここは5-6年前にキャンプ禁止になった。看板だけが2回新品になったが、東屋は壊されたまま。地図の特別保護区のみがキャンプ禁止なので、すなわち、湖から400mほど離れればキャンプ可能。

八丁池



水場(追加)--これは2020年8月、枯れた

八丁池から30分くらい下るとコマド歩道(通行止め)分岐がある。小川の跡があるが、水がないことが多い。少し下ってトレイルではなく、分岐した踏み跡の傍に直径20cmほどの水たまりがある。落ち葉で覆われ、普通の人には飲み水には見えないが、わき水である。二回確認した。浄水器を使えば美味しく飲める。少し離れた所が平らなのでテントが張れる。


小さな水たまり、これは枯れてしまった。
水場近くから撮したテント

12時、日当たりの良い場所でランチ、トレイルがメインテナンスされていて、歩きやすくなっていた。二本松峠15:30着、水汲み往復で、テント設営は16:00。水場はいくつかあるが、二本松峠手前500mの川が確実。

二本松峠。この東屋は取り壊されて更地になった。

寝場所と水場

比較的確実な水場、二本松峠手前500mほど



12/25
8:20 出発、10:00みかさ山、ここからトレイルは地図と異なり、尾根を下って巻いていく。12時、猫越岳手前でランチ。


猫越岳頂上下の池、この近くでもテント泊可能。


テント泊予定の風早峠に行く。道路の傍で良くない。北に400m歩くと、道から離れて、しかも小川がある場所があり、すかさずテント設営。15時。ただ、ドコモの電波は届かない。inReachでメール発信。よく寝て、よく食べた。

風早峠の北

水場


12/26
5時に起き、7時出発、もう一泊分の食料はあるが、戸田峠まで歩けるので、最終日とする。奥様に宿と帰りのバスの変更をお願いした。時間はあるので、トレイルを歩く。今日の午後は崩れる予定だが、富士山がきれいに見えた。魂(こん)の山でも同じだった。


達磨山で小雨になった。幸い、大した雨でなく、下ると止んだ。そのままトレイルを北上。15:20分、戸田峠着。ところが、バスが17:21しかない。困って、とりあえず、達磨山レストハウスまで歩く。休みに入っていて、人も車もいない。少しヒッチハイクを試みるが、止まる車なし。仕事なのか、ビュンビュンと走りくだる車ばかり。仕方ないので、17時23分のバスまで待った。乗り継ぎは順調で、沼津駅19時着。安宿の三交インに辿り着いた。

寝場所と水場


地図の一番下、県道に出ると、残土処理の跡か、意味不明の駐車場があり、テント泊可能、低い場所から水が湧いている。この他、少し急勾配の崖を下りると水がある。また、土肥峠から林道を少し下ると水がある。北上しつつ、少し谷を見ると、所々に水がある。船橋峠の休憩所の近くには雨水の排水路があり、たまり水がある。そこで、この辺りのトレイルの近くでテント泊が可能である。



土肥展望台駐車場へ500mくらい。側溝に小川が流れ込んでいる。枯れたのを見たことがない。展望台の隅にテントも張れる。この次は戸田峠から300mくらい南の県道沿いに小川があり、利用可能。戸田峠の駐車場でテント泊も可能。



駿河湾まで歩く場合

戸田峠の南、道沿いに側溝があり、川の始まりがあるので、そこから水は汲める。その後はトンネルをくぐり、舗装道路を歩くと、右手に側溝と溜水がある。汲みにくい場合も多いので、沼津市民の森への降りる道から通行禁止のロープを超えて少し下ると、川の始まりがある。溜水があるので、そこから比較的きれいな水が汲める。市民の森にキャンプ場はあるが、予約がないと泊まれない。








詳しい写真はここ。

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