2021年4月4日日曜日

伊豆半島完全縦走 Izu rehabilitation hike 3/14-19, 2021

半月板損傷からかなり回復したし、伊豆大川から稜線をよじ登り、沼津近くまで歩くことにした。伊豆ではいつも強風でひどい目に遭っているのて、天気予報を毎日チェックして晴天が5日ばかり続く日を待った。

5泊6日の予定なので食料は6kg。初日用にはステーキを凍らせて持参、次の日からは奥様手製のハンバーグ、蓮根、人参などの根菜の煮物で、真空パックして煮沸消毒した物である。主食の米は玄米焼米で高級な乾燥納豆をブレンドしている。トータル・パックウェイトは25kg。最近のトレーニング用のバックパックは25kgなので、それほど問題は感じなかった。


3/14(日)

富山駅でスマホを見ると、アンドロイドのシステムアップデートが来ていた。簡単に終わると思ったが、なかなか終わらない。再起動後、画面が固まったままで、新幹線も来たので、電源を切った。車中ではメール受信もできたし、電話も受けられた。問題は無さそうだったが、伊豆大川に着くと、電話がかけらない。メールは出せた。時間の無駄なので、13時40分くらいに出発した。

ハイキング後、気づいたが、アンドロイド10へのアップデートは何度も再起動が必要な大規模アップデートだった。スマホは伊豆山中で完全に使用不能で、GPSMAP 66iで連絡することにした。

東屋は撤去、どう整備するか不明

展望所、水は近くにある。ここで一度寝たが、二日目が遠くなる

道端のキャンプサイト、水は戻って確保したが、この先にもある。

意外に順調に歩き、標高1000mほどの道端にテント設営。5時頃。ステーキや煮物は美味しく食べたが、写真は取り忘れた。夕食後、成城石井で買った特価品のパンを4つ立て続けに食べた。食欲が止まらない。疲れたようだ。膝は不思議に問題なかった。

スマホは使用不可。リチウムイオンバッテリーのUSBケーブルに繋いで寝た。これも大失敗。スマホは特定のUSBケーブルでないと、充電されないようだ。相性が厳しい。朝、確認すると、リチウムイオンバッテリーの残量はゼロ、一方、スマホのバッテリーは50%程度のまま、変化なし。これには肝を潰した。スマホが使えなくなると、日本語メッセージが送れなくなるので、用心しながら使う。


3/15(月)
晴天、7時過ぎに出発。今日がもっとも険しいが、箒山山頂までは林道。頂上の古い鉄塔は撤去され、更地になっていた。頂上は幸い晴れ。天城山系が一望できた。

箒山山頂。ここからの天城山地の風景はよい。

少しは登山道があるが、この先はテープのみ。

最後の急登、右に回る、テープに忠実に我慢して登る。この最後の部分で30分ほどかかる。


万二郎岳山頂着12時20分、無人。ランチとする。ここからは普通の登山道になる。万三郎岳まで歩くと、楽になり、コースタイム程度で歩ける。
あせびがきれい


富士山も見えた

白田峠手前の水場近く。地面が水平でなく、良い場所ではなかった。

白田峠手前に16時過ぎ、テントは張ったが地面が水平でなく、バックパックなどを低い場所において水平を出した。重いカレーのパックとサバ缶を片付けようとしたが、ご飯の水か多すぎて失敗。カレーの味が消えた。ただ、サバ缶は非常に美味しかった。その他はポテトサラダと野菜スープ。やっと少しは調子が出てきた。膝はOKだが、スマホは使い物にならないので66iで連絡。

3/16(火)
よく寝て7時出発、7:30白田峠。やはりここまで水を運んで寝るのがベスト。枝の間から富士山が見える。なかなか撮せないが、八丁池を過ぎると、比較的よく見える。


八丁池


二本杉手前の水場で6Lの水を集め、担いだ。14時に二本杉でテントを張ろうとすると、もの凄い強風。風の弱い場所を探すが、どこにもなかった。張ろうとするとフレームが折れそうになった。30分ほど試みるが、立てられなかった。諦めて先に進むことにした。滑沢まで行くと風が少し弱く、風の当たらないトレイルにテントを設営。結局、テントを張って落ち着いたのが16時となった。慣れてきたのか、夕食も美味しくできた。






3/17(水)
7時出発、暴風は収まり、快晴。8時40分、三蓋山。ここで富士山を見たのは初めて。

三蓋山にて

GPSで確認すると、尾根を下って巻いていく道は昭文社の地図に掲載されていた。修正されたようだ。手持ちのGPSの地図は大昔のまんま。10時、猫越峠。少し先でも富士山が見える。




猫越岳頂上直下の池



  猫越岳の展望所より


11:00 猫越岳の展望所、景色が良いのでここでランチ。猫越岳を目指す高齢者、その後、3人の女性が現れる。しばらく話をして、写真を撮って貰った。



天気が良いので、仁科峠からも登山道を歩く。風早峠へ向かう林道の水は涸れていた。少し疲れるが、魂の山を経て、駐車場に出る。水はよく湧いていたので、予定通りテント設営。

魂の山




夕食は奥様手製のハンバーグと根菜の煮物。ものすごく美味しかった。奥様に66iで連絡。沼津の三交インに予約を入れて貰った。

3/18(木)
ゆっくりとして7時30分出発。登山道に戻り、少し歩くが、ここは最低の場所なので、嫌になり、道路歩き。土肥峠手前で登山道に戻り、土肥峠で11時にランチ。ここからは道路歩きが主。伽藍山から登山道、達磨山まで順調に歩く。雲が出て、富士山はわずかしか見えない。登山道はところどころしっかりと整備されていた。


戸田峠14時、ここから道路歩きせず、林道を行ったのが良くなかった。


金冠山から市民の森に向かう登山道は朽ちかけていた。地図に載っていない。たどっていくと、やっと道路に出たが、道しるべがない。少し先で登山道があり、谷へと下るが、誰も歩いていない道のようだった。途中で消えたので、GPSを使って道路に出て、市民の森に向かうもう一つの道をたどる。これが正解で、市民の森に16時半頃到着。管理棟に人がいたので、挨拶に行くと、キャンプは一週間前に予約しておかないとダメだと言われる。市に雇われて、びくびくしているようなので、さっさと分かれて、川の水を6L確保。市民の森の管轄地域を出る。少し先に林道への分かれ道があり、進むと道端でテント泊可能だった。迷わずテント設営。誰一人通らない道だった。

林道の端、谷は深いので川には下りない


3/19(金)
7時半出発。道を適当に北へ向かう。海岸はなかなか遠い。


10時頃に西浦古宇に出た。バスも止まっていた。乗客はたった一人。バスの運ちゃんがすこし変で、マスクをしろというので、止むを得ずマスクを付ける。今度は荷物を通路に置くな、膝の上にかかえろ、そうしないと荷物料金を取るという。20kgはあるバックパックが膝の上に置けるはずがない。バスを降りようかと思ったが、とりあえず脚の間に置く。しばらくして、無事に出発。

2、3、バス停を通過。高齢の女性が乗り込もうとすると、運ちゃんがマスクを着けろと命令する、女性は乗ってからではダメですかと聞くと、ダメだという。ちょっと待ってくださいとマスクを探していた。面倒になったのか、マスクがなかったのか、女性は、先に行ってください、後のバスにしますときっぱり乗車拒否。やっぱり運ちゃんの精神状態がおかしいようだ。

とりあえず、昼頃、無事に沼津駅、チェックインはできないので、コーヒー店でランチ。スマホはWifiなら動作するので、奥様に連絡。宿は3時でないとチェックインできないので、荷物を置いて散歩。安いお弁当も魅力はあったが、焼き肉食べ放題の店にした。

5時に行くと、早割と言われて20%引き、その上、シニア割引500円。払ったのは1654円のみ。肉1 kg以上、ビビンバ2杯、安物スポンジケーキ3皿、サラダ2皿、フルーツ3皿、スープ1杯、アイスクリームくらいかな。6時過ぎに予約客が一杯、肉は柔らかくて美味しい。マスクは適当。入った時だけ。流行っている店はうるさくない。

スマホは自宅に戻り、完全に初期化してから、アップデートをやり直した。アンドロイド10は大規模アップデートで操作法も変化している。旅先でやってはいけない。また、リチウムイオンからスマホを充電するUSBケーブルには相性が厳しいので、充電可能なケーブルを固定して置くべき。




写真はここ


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